ミノキシジルはハゲや薄毛の対策に効果があるのか!?

ハゲや薄毛の対策品として最も有名であるものの一つにミノキシジルというものがあります。

「髪の毛にいいという話はなんとなく聞いたことあるけれども、どういう具合でいいのかがいまいちよくわからない・・・。」

そんな人も少なからずいらっしゃることだろうと思います。

とりあえず結論だけ先に記しておきますと、ミノキシジルは「発毛促進」と「脱毛予防」に効果があるということが実験で証明されております。

※詳細については下の方に記しておきますので、先に詳細を確認したい方は読み飛ばしていただければと思います。

 

早速ですが、今回の記事ではミノキシジルというものが一体なんなのか、どういった具合で髪の毛にとって良い効果をもたらしてくれるのか、順に確認をしていきたいと思います!


ミノキシジルとは?

ミノキシジルとはもともと血管拡張薬として開発された成分の名称になります。

日本以外の諸外国ではRogaine(ロゲイン)という商品名で売られていることも多いですね。

 

元々はアメリカのアップジョン社(現在のJohnson&Johnson社)が高血圧症の治療薬として開発をしたところに始まります。

製薬研究も一通り済み、この「高血圧症の治療薬」を実際に高血圧症に悩む患者に投与を行ったところ、みなさんなんだか髪の毛が濃くなってきたようで、どうやらハゲや薄毛を改善させる嬉しい副作用があることが確認されました。

この効果に着目をしたアップジョンは、ミノキシジルが2%ほど含まれた外用液に「Rogaine(ロゲイン)」という名前を付けてアメリカ国内で製薬・販売を行い、知名度や信頼などを得つつ今のようなハゲや薄毛に悩む人の救世主的な成分の地位を確立させるに至ったわけです。

日本国内においては大正製薬がミノキシジル製品の研究・開発を進め、ミノキシジル成分1%の外用薬である「リアップ」を発売しております。

もしかしたら「リアップなら聞いたことある、知っている」という人なら多いかもしれませんね。

 

「リアップ」と「ロゲイン」の違いとしては作っている製薬会社が違うから名前が違うという点になり、「ミノキシジル」を有効成分として製薬された薬品であるということにおいては同じになるわけです。

※製薬会社が違ってくると、それに伴って細かな点や仕様などが異なってきます。詳細は後述いたします。

 


ミノキシジルの発毛促進、脱毛予防のメカニズム

冒頭に記載したように、ミノキシジルには「発毛促進」「脱毛予防」二つの効果が確認されております。

同じくハゲや薄毛の改善・予防として有名なフィナステリド(プロペシア等)は男性ホルモンの悪性化を防ぐことで髪の毛が発育しやすくなる頭皮環境を守ってくれるのすが、ミノキシジルの場合は違います。

どう違うのかというと・・・。

 

実は科学的にはまだよくわかっていないそうです。

ただ多くの臨床実験を重ねて、その結果として「皆さん、髪の毛が生えてきていらっしゃる」ということを多く繰り返しては来たため、このような効果があるということだけは分かっているという状況にはあります。

なので決して毛が生えないという訳ではないので、ミノキシジルと髪の毛の関係性が明らかになってくるのも時間の問題であろうと思います。

ちなみに2019年現在の最も有力なメカニズムとして「ミノキシジルには髪の毛の関係細胞(毛母細胞や乳毛頭細胞など)の分裂と増殖を促進させる働きがあるため」という話があり、またこのことが実際に頭皮で起きていることが確認されております。

要するに、ミノキシジルによって髪の毛の生成に関する細胞の分裂と増殖が促進されるということが判明しているのです。

また別の科学的な実験においてはミノキシジルを散布することで頭皮の血流が改善したというデータの取得もできているため、血流改善によって髪の毛の毛根付近へしっかりと栄養が行き届くようになって、その影響で髪の毛が成長しやすくなっていることも考えられるでしょう。

※血流改善においては、髪の毛は当然のことながらそれ以外にも様々な健康効果があることが確認されております。

参考:高麗人参についての記事

いずれにせよ、ミノキシジルによる髪の毛の好転的な効果を説明する科学的なメカニズムというものは、採れているデータの関係で詳細不明です。

ですが髪の毛の毛根の細胞分裂の部分に関してのみは明らかになっているため、この角度から詳細の解明が進んでいくと思われます。

 


フィナステリドとの併用もできる・・・?

詳細が不明であるミノキシジルの効果ですが、同じくハゲ・薄毛にとっての希望の星ともいえるフィナステリドとの併用によって、よりその効果を高めることができることが分かっております。

上にも説明いたしましたが、ミノキシジルには髪の毛の毛根の細胞分裂を活性化させる効能があります。

対してフィナステリドの場合は細胞分裂を促すのではなく、男性ホルモンの悪性化を防いで髪の毛の寿命を延ばす効能があります。

つまり、発毛促進・脱毛予防の方法が両者で異なってくるわけなのです。

・・・それは髪の毛が抜ける原因というものもいろいろあって、原因解明が大変であることを意味したりもするわけなのですが・・・。

とにかく、2種類の方法でそれぞれの方角からハゲ薄毛の原因を解決させようとすれば、それだけハゲ薄毛の原因を突き止められる可能性もあがり、髪の毛が復活するペースも上がってくるでしょう。

もしも予算に余裕があるようであれば、「フィナステリド+ミノキシジル」から薄毛対策を始めてみるのがいいでしょう。

※もちろん、どちらか片方からでも十分です。あくまで「予算に余裕があれば」です。

 


ミノキシジルは塗るのか? 飲むのか?

リアップなどの外用液の場合は頭皮に直接塗るようなイメージです。

髪の毛の毛穴から毛根に浸透させて、直接細胞を触発させます。

ミノキシジルタブレットなどの内服薬の場合は、プロペシアと同じように水と一緒に飲んで血流経由で頭皮まで行き渡らせます。

内服の方が外用よりも効果が出やすいと言われていたりしますが、体質にもよったりするため効き目に関しては人によって異なると考えていただくのがいいかと思います。

また、過度に摂取したからといって効果が表れやすいかと言われれば、そういうものではありません。

必ず摂取量が各製薬会社により定められているはずなので、しっかりと確認した上で使うようにしてください。

 

懸念点としては、内服薬には後述する副作用が確認されていることです。

もっとも有名な副作用は頭皮の痒みです。

脱毛に対する薬ということで、頭皮がムズムズしてしまうことがあります。

またその起源が高血圧症の治療薬にあるため、低血圧に陥ってしまうこともあります。

もともと貧血気味の人は、自分に向いているかを事前に確認していただくことをオススメいたします。

このあたりは外用薬を多用することによっても発生リスクが高まってしまうため、必ず用量・用法を守るようにしましょう。

PRP療法とは? 外傷や美容目的の医療技術がハゲ・薄毛対策にも効果的?

PRP療法と言う再生医療を用いた技術があります。

この医療技術が近年では「髪の毛に対しても効果的ではないのか?」ということで業界では期待されております。

 

今回の記事では、このPRP療法というものがどういう技術で、またどのように業界で期待されているのかを、確認していこうと思います。


PRP療法とは?

PRP療法とは由来となっているPlatelet Rich Plasma(多血小板血漿)という言葉が意味するように、血中の血小板をふんだんに用いた療法になります。

再生医療の一種として位置づけられており、自身の血中から抽出した血小板を濃縮させて、必要としているところに注入して細胞の分裂・増幅を促します。

以前お話をしたHARG療法と似ておりますが、あちらはタンパク質中の成長因子を用いるのに対し、PRP療法では血小板中の成長因子を使って治療を行います。

使用される促進物質が違っているんだという認識さえしていただければ十分かと思います。

 

※ちなみに血液中から血小板のみを抽出するには、特殊な精製キットを用います。

このキットを使うことで、血液が主に赤血球血小板血小板の少ない血漿の3つに分離されます。

牛乳なんかもホエイとタンパクに分離することができると思いますが、あんな感じでしょうか。

とにかくこのように3つに分離されたのであれば、あとは血小板だけを抽出すればPRP(多血小板血漿)の完成です。

こうしてできあがったPRPは通常の血液と比べて、血小板の濃度が3~7倍にまで濃縮されているとのことです。

 

血小板の持っている最も有名な効果は、(僕は小学校の理科の教科書なんかで目にした記憶があるのですが)流血した際の血を固める止血効果だと思います。

しかし、この止血効果以外にも血小板には実にさまざまな効果があります

その効果の一つを応用したものが、今回のPRP療法です。

 

血小板には様々な成長因子も豊富に含まれており、これがあるおかげて傷口の細胞修復がスムーズに行われるようになります。

本来であれば損傷組織の修復において役にたつ血小板の成長因子ですが、医学の進歩によって損傷組織以外の箇所にも応用することができるようになりました。

例えばスポーツ選手のケガを例にしてみますと、スポーツ選手はその仕事柄、肘や膝、肩周りなどを酷使して痛めてしまうケースが多く、一昔前でしたら痛み止めの効果のある薬を飲んだり塗ったりして痛みを感じないようにしつつ自然治癒に期待することしか治療ともいえるような方法がありませんでした。

そこに登場したPRP療法により、これらの可動性のある個所であっても無理なく組織の修復を促進させることができるようになり、今では立派な治療方法として確立されました。

現在では一流のスポーツ選手などが関節を痛めてしまった場合は、ほぼ必ずと言っていいほど治療方法の選択肢の一つに入ってきます。

 

またPRP療法の再生力がある程度認められるようになってからは、美容の分野においても応用されるようになりました。

損傷細胞の修復が促進されるということは、老化して錆びたり焦げてしまった細胞も修復の対象になり、増殖されることを意味しております。

老化によってたるんでしまったり、弾力を失ってしまった肌に血小板由来の成長因子を注入することによって、滞り気味になっていた細胞の分裂活動も再び活発になり、結果として若さを取り戻すことができるというわけです。

注入する箇所によっては顔色や唇の血色もよくすることができるため、今後とも美容分野でも重宝される技術として確定することになった印象です。

美容を目的にということで、この場合は女性の施術客が増えてくることが予想される関係上、いかにして安全に注入できるか、また女性に安心して施術を受けてもらえるか、といったところからさらに技術が発展していく可能性があります。

 

このほかでは、骨の再生皮膚潰瘍の治療歯科のインプラントの馴染ませなど、さまざまな分野でPRP治療が活用されています。

今後研究がさらに進められて、何らかの形で発展していく療法でもあると言われておりますね。

 


PRP療法は国に認められた医療機関でしか施術を行えない

PRP療法は厚生労働省からの認可を受けているクリニックや医院でしか施術を行うことができない治療法になっております。

この点もHARG療法と似ておりますね。

厚生省のお墨付きを受けているクリニック等であれば、事前カウンセリングなどの対応もしっかりとおこなってくれる所がわりと多いと思います。

なのでもしもあなたがPRP療法に興味があり、その施術を検討しているのであれば事前にクリニックにカウンセリングに行って納得の行くまで相談・確認してみることをオススメいたします。

 


どのようなハゲ方にも効果がある

ハゲや薄毛への対策としてPRP療法を利用するのであれば、どのようなハゲ方であったとしてもある程度の効果は期待できると考えてしまっていいと思います。

自分自身の血小板の成長因子を使った再生医療である以上、異物反応やアレルギー反応を示す可能性は極端に低いと言われております。

 

ハゲや薄毛の改善を目的とする場合は、とにもかくにも髪の毛を生成する細胞(毛母細胞)を活動的にさせる必要があるため、問題を起こしている毛母細胞の近辺に上手いことPRPを注入していきます。

理屈上ではPRPを注入された毛母細胞は、分裂と増殖が活発になるため髪の毛の生成スピードが上がっていくことになります。

もしもAGAを発症しており、髪の毛の寿命が全体的に短くなっている状況に置かれている場合であっても、ジヒドロテストステロンによって脱毛が促進される以上の効力で髪の毛が生成されていくことが期待できます。

ただこのあたりは、自身の血小板と、それからPRPを生成するクリニックの先生によって若干差が生じてきてしまう部分でもあったりすることを、念のために注意書きとして記載させていただきます。

もしも不安であれば、この部分においても事前のカウンセリング等で先生とよく相談ですね。

 


HARGとの併用もできる

クリニックによっては、HARG治療とPRP治療を併用して、相乗効果を狙う施術を行うことができる先生がいらっしゃる場合もあります。

HARG治療とPRP治療は、使う薬剤は違いますが再生医療という点では同じですし、髪の毛に関して言えば目的とする効果も共通しています。

この技術は双方の治療方法について国から認可を得ていることはもちろん、現場経験を重ねて経験豊富な先生ではないと行うことができない技になってくるので、自然と先生の数も少なくなってしまいます。

また、複数の最新技術を併用する関係もあって、治療コストもかなりの高額になります。

個人的には正直「高額な料金を払ってまで、片方で十分な技術を併用する価値はあるのかなぁ・・・」なんて思ったりもしてしまうのですが・・・。

そこは人それぞれでしょうかね。