酒はハゲの原因となるのか。鍵を握るのは「睡眠」「亜鉛」「肝臓」など!あなたにもできるお酒との付き合い方

酒とハゲ、そしてそれが及ぼすものたち

 

4月になり、新年度ということで飲み会の機会が増えてくる季節になりました。
新入社員や異動でやってきた同僚等の歓迎会などで、飲み会に奔走している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

僕の会社でもそういった「歓迎会」の類のものがあったので、ふとこのことを話題にしてみようと思い、執筆に至るわけです。

「酒はハゲの原因となるのか」について語っていきたいと思います。

 

 

新しく仲間に加わった人を歓迎する季節になりました。

 

 

 

結論として、酒はハゲの原因になる可能性はあります
ただ、必ずしも酒を飲むとハゲてしまうのかと言われれば、そういうことではありません。

 

酒を飲むことで体内では様々な変化や効果が起きます。

髪に及ぼす影響としての「鍵」となってくるワードに、タイトルでも挙げたような「睡眠」「亜鉛」「肝臓」といったものがあるので、順番に見ていくことにいたしましょう。


1:酒×「睡眠」×ハゲ

「お酒を飲むと良く眠れる!」と感じている人も多いと思います。

しかし、実際のところは酒を飲むことによって睡眠の質は低下してしまいます。

専門的に言うと「レム睡眠が減ってしまって、ノンレム睡眠ばかりになってしまう」ということが起こってしまうのです。

よくよく思い出していただくとわかると思いますが、お酒を飲んだ翌日の「目覚め(寝起き)」って意外と悪かったりしないでしょうか?

もしかしたら「そんなことないよ!」「心地よく起きられるよ!」という人もいるかもしれませんが、多くの人が実際のところ「悪い」と感じていて、かつ科学的にも目覚めが悪くなってしまう場合の方が多くなるという結論がつけられてしまっているのです。

もちろん「適量」を遵守して飲むようにしてる場合であれば、飲酒のメリット的な形で「寝つき(寝起き)の良さ」を受けることができる場合もありますが、飲んでいると楽しくなってしまって「適量」とやらを遵守することが難しくなってしまう場合が多いですね。(笑)

 

 

こうなってしまうことにはもちろん理由があるわけでして。

酒にはご存知「アルコール」が含まれております。

このアルコールは肝臓で分解されるわけなのですが、分解されることによって「アセトアルデヒド」という物質に変換されます。

酒を飲むとよく顔を真っ赤に染めてしまう人がいますが、彼ら彼女らの顔を真っ赤に染めてしまう要因がこの「アセトアルデヒド」です。

アセトアルデヒド自体は大量に摂ることで吐き気呼吸障害を引き起こす可能性のある有害物質であるとされ、一部研究機関によれば多量に摂取することによる発がん性が認められているとのことです。

もちろん睡眠妨害という点もアセトアルデヒドの立派な障害ということで記載させていただけるでしょう。

「浴びるような飲酒」が毒であるとされているゆえんですね。

アセトアルデヒドを無害化させるために、体内ではさらに分解を促進する動き(主に酢酸へ、最終的には二酸化炭素になります。)起こるわけですが、この時にALDHという酵素が体内では分泌されます。

特にALDH2の働きがここでは重要になってくるわけなのですが、これらが無いと体はいつまでもこの有害物質を体内にため込んでしまうわけになるのですね。

このALDH2の分泌というものにも限度があるため、分解しきれなかったアセトアルデヒドはそのまま睡眠時の障害となって、浅い睡眠(ノンレム睡眠)の状態を続けさせてしまいます。

またALSHの分泌を睡眠時も継続させ続けているということになると、本来休まるはずの睡眠時でも一部機能を稼働させ続けなくてはいけないため、体が本当に休まるということがなくなってしまいます。

 

人によってアセトアルデヒドの分解力は異なってくるため、自分の飲酒のキャパシティというものを常に意識して、睡眠時までにはある程度分解できるようにしておくことが理想です。

一応ですが、日本の厚生労働省が国民に推奨している飲酒量は国内外の様々な研究機関のデータから「純アルコール20g以下」という数値になっており、具体的には「『ビール中ビン1本』『日本酒1合』『チュウハイ(7%)350ml缶1本』『ウィスキーダブル1杯』などに相当」という具合になっているようです。(厚生省公式HPより)

 

ちなみに分解しきれなかったアセトアルデヒドは二日酔いの原因にもなりますし、ホルモンレベルのお話をしますとジヒドロテストステロン(DHT)の誘発も引き起こすと言われております。

知っている方も多いと思いますが、ジヒドロテストステロンとはいわゆる「ハゲホルモン」として悪名高い、悪性の男性ホルモンのことです!

 

※もしも「ぐっすりと眠れないから、寝酒をはじめたのに・・・」という人がいらっしゃれば、寝具寝室環境を見直してみることをオススメいたします。

自分に合っていない寝具や、眠るために適していない寝室環境で眠りに入ろうとしても、ぐっすりとした睡眠を得ることはどうしても難しくなります。

また寝る前に軽くストレッチをしたり(激しめは絶対にNG)、ハーブやアロマの香りを嗅いだりすることも、自律神経(副交感神経)を整えて快眠につくためには有効であると言われています。

スマホやPCなどのブルーライトなど発するものの使用は交感神経を刺激するため止めて下さい。

 


2:酒×「亜鉛」×ハゲ

飲酒をするにあたって栄養のことを考えることは非常に重要になります。

特にここでは亜鉛の重要性についてお話をしていきたいと思います。

 

先ほどもお話させていただいたように、アルコールは肝臓においてアセトアルデヒドに分解されますが、これが人体の中にとどまったままでいると毒素になってしまうため、体はアセトアルデヒドをどんどん分解して排出したがります。

そのときに一緒に排出されてしまう成分の一つに「亜鉛」というミネラルがあります。

 

「アルコール×ハゲ×亜鉛」の三角関係については、この「亜鉛」が鍵を握っていると言っても過言ではありません。

 

この亜鉛というミネラルは、アルコールによって簡単に体外に排出されてしまう「流されやすい成分」なのですが、体の細胞の合成には必要な栄養素として有名で、特に当ブログとしてお伝えしたいのは髪の細胞の生成には亜鉛は必要不可欠なミネラルであるという点です。

亜鉛が不足してしまうと、体が髪の毛を生成する能力が低下してしまうのです。

正確に言うと「髪が抜けていってしまう成分の生成を抑制する力が低下してしまう」のです。

↑上記のリンク先でも紹介させていただいておりますが、いわゆる5αリダクターゼの働きを阻害する効果があると言われているのです。

ただこの点のメカニズムに関しては研究者によっていろいろと見解が分かれており、明確にはなっていない部分も現段階では多いので「テストステロンの分泌を促進することで5αリダクターゼが生成されにくい」のか、一方「直接的に5αリダクターゼの抑制に働きかけてくれる」のか、この辺りは今後のさらなる研究に期待していきたいところです。

いずれにせよ、亜鉛を摂ることで過程にパターンはあれど、結果として5αリダクターゼの分泌抑制が期待できるということです。

 

そんな「亜鉛」ですが、体外に排出されやすいという特質に加えて、後ほど説明いたしますが肝臓の機能回復などにも消費されてしまうミネラルであるという立ち位置上、飲酒そのものによって不足しやすいものとなってしまいます。

つまり数ある薄毛の要因のなかでも、亜鉛不足を起こしやすい体質の人は、アルコールの過剰摂取により薄毛になってしまう可能性が高まってしまうのです!

 

 

牡蠣には亜鉛が豊富に含まれている。

 

もしも亜鉛が不足しやすいのであれば、牡蠣料理を食べることを心掛けるのがいいでしょう。

僕は亜鉛不足を起こしやすいわけでもないのですが、お酒を飲むときはガブガブ飲むタイプなので、飲みの席では、体内の亜鉛が欠乏しないように、必ずつまみには牡蠣料理を採り入れるようにしています。

おかけで、酒をガブガブ飲んだ次の日でも、普段と同じくらいには髪の毛のコシは良好です(笑

(まぁ、寝不足と疲れによるだろうと思われる多少のヘタリは、少なからず感じられますが・・・。)

 

ちなみに、亜鉛を摂取する際は、同時にビタミンCも摂取したほうがいいです。

上で説明したように亜鉛はアルコールで流れやすい成分なんですが、ビタミンCがあることによりビタミンCが亜鉛のことを包んでくれて、その結果亜鉛が体外に流されにくくなるのです。

このビタミンCによる保護効果のことをキレート効果と呼びます。

 

 

もしも「牡蠣が苦手もしくは食べられない!」という人は、正直亜鉛の含有率が牡蠣以外だとガクッと少なくなるので、僕はあまりオススメしたくないのですが、豚レバー牛肉の赤身卵黄納豆チーズ類ナッツ類などもあるので、ここから取り入れてみるのがいいのではないでしょうか。

 

是非、食卓に亜鉛(+ビタミンC)を取り入れてみて下さい!

 


3:酒×「肝臓」×ハゲ

酒と言えば肝臓、肝臓と言えば酒。

そういってもいいくらい、肝臓の存在は飲酒とは切り離すことはできなく、密接にかかわっているようなものであると思います。

上の章にも記載したように、アルコールはアセトアルデヒドなどに分解されていくわけなのですが、その分解処理を主に行っている箇所が肝臓。

まさに肝心な臓器であるということですね。

 

で、この肝臓がダウンしてしまうと髪の毛にどう影響が出てきてしまうのか・・・。

まず確認したいこととしては、髪の毛は主にタンパク質で出てきているということです。

そのほかにも髪の毛を構成する成分と言うものはもちろんあるのですが、主たるものということになると、タンパク質になってくるんですね。

肝臓も主にタンパク質でできていますが、それ以上に様々なタンパク質の合成を司っているという点があることも無視できないでしょう。

肝臓がしっかりと働いてくれるおかげで、私たちは髪の毛を含めた体中のあらゆる細胞の生成を行うことができるというわけです。

 

つまり、もしも肝臓がしっかりと働いてくれなかったら・・・。

そうなってくると、体が必要とするタンパク源をしっかりと合成することができなくなり、適所に適量まわすことが難しくなってくるわけです。

一部でタンパク質が不足するということも起こり、「細胞の新陳代謝が行われない・・・!」なんてことも。

 

肝臓によって合成されるべきタンパク質が足りていない状況が続いてしまった場合ですが、それでも私たちの体は生き物である以上は「タンパク質が足りていないので細胞をつくれません、ごめんちゃい」なんてことを言って細胞の生成を止めるわけにはいきません。

このため体内にある貯蔵されている分も含めた十分ではないタンパク質を、体としては生命の維持にとって重要とされている臓器消化器官などに、優先的に回そうとします。

臓器や消化器官の次点では皮膚などにも順次タンパク質を回し、そうして最後に残った「あまりもの」を頭皮髪の毛に回そうとするわけです。

このことからも分かるように、髪の毛という箇所は体の生命維持の点からすれば最も優先順位の低い箇所にあたるため、余りもののタンパク質でなんとかやっていかなければならないような、そういった箇所として体が認識しているのです。

東洋医学においては髪の毛のことを「血余」とも呼ぶそうで、そう呼ばれるに至った経緯もこういった体の仕組みが関係しているためであると思われます。

 

こういった理由から、肝機能が低下するとハゲる可能性が高まります。

 

お酒を飲んで体内に取り込まれたアルコール分をアセトアルデヒドに分解してくれる肝臓ですが、分解作業ばかりを頑張ってもらわず、もしも髪の毛のことを心配するのであればタンパク質の合成作業を行ってくれるように労わってあげることが大切になってくるのです。

肝臓は体にとって毒とされているものを分解する方をどうしても優先させてしまうので、毒処理ばかりにエネルギーを消費させないように休肝をとってあげましょう。

 

また上記の「亜鉛」の項目でもお話いたしましたが、肝臓を酷使しすぎてしまうと自身も臓器の一つであるため、肝臓は亜鉛などの必須ミネラルを消費して自己再生を図りだします。

亜鉛もタンパク質と同じ考え方になるのですが、やはり髪の毛の生成や頭皮における毛母細胞の修復なんかよりも、肝臓が疲れているのであれば肝臓自身の回復に優先的に使われてしまいがちです。

亜鉛というミネラルは、男性ホルモンの分泌に関して大きな関わりがあるという風に言われているため、内臓修復に消費してしまって髪の毛に回せなくなってしまうと、男性型脱毛症を早めてしまう原因になってしまう可能性があります。

 


少量の飲酒であればハゲないのか

上にも紹介したように、厚生労働省が言うところによると純アルコール20g以下であればさほど問題がないというようなものが日本にはあります。

そして日本以外の他の国においても、日本と同じように世界中の研究機関による研究結果と自国民のアルコール分解能力を照らし合わせて、その結果として導き出した「1日の基準」という数値が設けられている場合がほとんどです。

 

確かに、その数値をしっかりと遵守しておけば、ハゲる可能性自体を低めることはできるでしょう。

しかし、アルコールとは少しでも飲んでしまうと、ついつい2杯目、3杯目とつぎつぎと飲んでしまうものです。

しっかりと定められている基準値以下でやめることは、今のように文章を読んでいる状況であれば簡単に思えるかもしれませんが、いざ飲酒を始めてしまうと「もう一杯くらいいいだろう!」となってしまうのがオチでしょう。

 

なので僕がオススメをする飲み方は、飲むときは飲むときでほどほどに飲んで、そしてその日とは別で休肝日を設けてしっかりと肝臓を休めてあげる方法です。

最低でも1週間に2日はアルコールの飲まない日を設けたいところだと思います。

 


ハゲに優しいお酒

お酒についての記事を書かせていただいたからには、ハゲ・薄毛に優しいとされている酒の情報を記載しないわけにはいかないでしょう。

まずは僕も普段飲んでいる赤ワインです。

赤ワインにはアントシアニンといったポリフェノールが含まれており、抗酸化作用がお酒の中でも強いです。

抗酸化作用ではなく、いわゆるアンチエイジングとでも表現した方が分かりやすいでしょうかね。

ハゲ・薄毛というものは、頭皮の老化現象の一種です。

こういった現象に抵抗するための原動力を、赤ワインで補うことができるわけです。

 

次にご紹介する者は日本酒です。

日本酒には数々のアミノ酸(タンパク質の原料となるもの)が含まれており、その数はなんと100種類を超えると言われております。

またアデノシンという毛根の血流を良くしてくれる成分も入っております。

アデノシンは市販されている育毛剤などにも含まれている成分であるため、科学的な効能も信憑性があと思います。

また赤ワインにおけるアントシアニンのような効果が期待できるコウジ酸も含まれており、アンチエイジング効果も期待できます。

ただ抗酸化力は赤ワインの方が有力であるため、アンチエイジングを重視するのであれば赤ワインをチョイスするようにしたいです。

日本酒を飲む場合は、熱燗にした方がよりこれらの長所をうけることができるため、おすすめです。

 

ただ、やはりこれらは弱くはない「お酒」です。

何度か記事中にも登場している厚生労働省が定めた基準「純アルコール20g」以下を必ず遵守するように(もしくは多少甘えて、休肝日のことを考慮して多少多めに飲むか)して、うまく調整するようにしてください。

 


そういえば家に「海乳」という亜鉛サプリメントがあったことを思い出したので、今回はこちらのご紹介をしてみたいと思います。

食卓に亜鉛を採り入れることが難しい場合は、こういったサプリメントに頼ることもいいかと思います。

 

海乳は、亜鉛の含有率の高い牡蠣をつかった健康食品(サプリメント)です。

 

サプリメント「海乳」

おそらく何かの機会に友人から譲ってもらったものだったかと思います。

ハゲていたときの僕は、一時期いろいろと情報を漁りまくり、(僕の場合は亜鉛不足が原因のハゲではなかったにも関わらず)亜鉛を飲めばハゲが治ると信じていたことがあったので、
おそらくその時に貰ったものが残っていたのでしょう。

 

 

 

パッケージ裏には「一日に2粒を飲むように」との指示があり、その2粒の中には、牡蠣由来の亜鉛が12mg入っているとのことです。

この12mgという数値がどの程度のもなのかと言うと、ここに通常の食事を合わせることで、亜鉛の欠乏を防ぐことが十分可能になってくる数字であると言えるでしょう。

通常の食生活をしていれば、過剰摂取に陥ることもないと思われる数値です。

亜鉛の場合は摂りすぎること(亜鉛の過剰摂取)も実はよくなく、ほかのミネラル成分、特に銅の吸収を阻害したり、免疫力の低下を誘発させたり、などの害が有名です。

何事もほどほどにということでしょう。

 

 

中を割ってみると、このようになっておりました。

 

黒いコーティングの中には、黒いドロッとしたものが詰まっていました。

中に入っていた黒いドロッとした成分、こちらをなめてみたところでは牡蠣のような磯臭さを感じましたが、
外側のコーティング部分に関しては牡蠣臭さを感じなかったため、
牡蠣が苦手な人でも気にせず飲むことができるように工夫されている印象を受けました。

 

もしも自分のハゲの原因が亜鉛不足にあるかもしれない・・・

そういった疑いをお持ちの方は、一度試してみてはいかがでしょうか?

原材料を見た限りでも、特に体に(髪に)悪いと言われているものが使われている様子はありませんので
試してみる価値はあると思います。

 

そもそも海乳の売りは、ハゲ以外にも体のあらゆる健康・元気を向上させることを目的としているみたいですので、
この機会に、髪以外にも元気の欲しいかたは、一度確認してみてもいいかもしれませんね。

 

【海乳EX】亜鉛たっぷり!広島県産の牡蠣を贅沢に使用した牡蠣肉エキスサプリ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*