HARG療法とは? 再生医療を用いた育毛技術でAGAを治す!

ハゲや薄毛の治療方法の一つに「HARG療法」というものがあります。

読み方としは「ハーグ」と発音している人が多いので、おそらくそれが正解でしょう。

(ハーゲではありませんよ。(笑))

 

今回の記事ではこのHAGR療法について、いったいどういった治療法であるのか、他の治療方法と比べてどういったメリットやデメリットがあるのか、このあたりを確認していきたいと思います!


HARG治療とは?

そもそも「HARG」が一体何を意味するのか、初めて目にしたという方はまず気になるところだと思います。

HARGは「Hair(毛髪)、 Re-generative(再生)、 theraphy(治療)」ので、そのままの意味で取るならば「髪の毛の再生治療」という意味合いになります。

すなわちHARG療法とは「髪の毛の再生治療を用いた医療法」ということになります。

簡単にいってしまうならば髪の毛の再生医療ですね。

名前的に日本語の「ハゲ」に似ているので我々日本語を母語とする人からすれば一瞬ドキッとなってしまうような名称に見えもしますが、あくまでも名前の語源となったものは英語であって世界的な認知を目的として命名されているため、名前自体に悪意はないことはあらかじめ理解しておきましょう!

 

気になるその方法、手順についてですが、細胞再生医療の一種ということで主にAAPEと呼ばれる有効な薬品と、それを毛根に注入する注射器がまず必要になります。

自分で器具を準備して自分で施術しようという人はいないと思いますが、基本的にはクリニックなどの医療機関でしか施術が認められていないので、自宅でやろうなどとは思わないようにしてくださいね。

 

AAPEとは、「脂肪由来の幹細胞から抽出した成長因子を含むタンパクを主たる原料として精製された薬剤」になります。

簡単に言うと「成長因子を精製した薬剤」のことですね。

これが毛根に打たれることで、休止している毛母細胞の分裂や増殖などの活動が活性化し、髪の毛の再発を期待することができるようになるわけです。

再生医療の一つなので、この薬剤を医師が頭皮の状況を見ながら頭皮に注射していくことになります。

 

 

HARG治療方法の難点は、治療方法の都合上頭皮に注射器を刺すために痛みを伴ってしまう場合が多いことかもしれません。

HARG療法を受けた経験がある人で、術後に痛みもしくはそれに似た感覚を感じたという人が存在していることは事実です。

具体的には、術後数日間は注入箇所の近辺が火照ったような感覚が続いたり、痒みや鈍痛が続いたり、といったものです。

僕の知り合いにも、おそらくはHARGだと思うのですが、治療施術を受けたと思われる友人がいるのですが受けた日から3日後という日に会った時にAAPEを注入したと思われる頭皮を見せてもらったところ赤く変色しており、本人的にも「ムズムズする」という感覚があったようです。

ただクリニックによっては独自に治療方法にアレンジを加えているところなどもあったりするので、必ずしも痛みを感じるというわけでもないようです。

例えばパピュール法という注入方法よりもナバージュ方という方法の方が、注入が浅いため術後の不快感が出にくい傾向があります。

術後の不快感についての懸念はHARG療法を行っている医院に事前にしっかりと確認していただくのが確実かと思います。

 


HARG療法はどんなタイプのハゲ方にも効く

基本的にHARG療法は、どのようなタイプのハゲ方に対しても効き目があります。

医学的に生物学的にも、髪の毛が生えてこなくなる原因は単純で、毛母細胞の活動が低下してしまうことが要因です。

AGA治療の場合はホルモンの関係で毛母細胞が攻撃されてしまうことを防ぐことが治療の原則でしたね。

経路は変わってきますが、行きつく先として髪の毛が抜けてしまう直下の原因というものは単純なのです。

 

HARG治療のメリットは、この「単純」とご紹介をした髪の毛が抜けてしまう要因に直に関わっていき、徐々に原因の根本へも迫っていくことができる点です。

活動が衰えたり停止してしまった毛母細胞に、AAPEを注入することで再度活発になることは上の方で説明いたしました。

AAPEの効果により、活動を停止した毛母細胞の自己修復能力が高まっていきます。

結果として、まるで10代の少年のときのように、老化する以前の成長期のころのような太くて強い髪の毛が手に入るようになるという理屈です。

10代でもハゲている・・・という方も中にはいらっしゃるとは思いますが・・・。

 

・・・ただあくまでも「理屈上」の話で、AGAを発症している大人の場合であればどうしても生命的な役割を果たし切ったジヒドロテストステロンのデメリットを受けなければならない場面に晒されてしまいます。

そのため多くの場合はHARGとAGAとの、いわゆる「発毛と脱毛のせめぎ合い」が発生すると思われます。

HARGの発毛力とAGAの脱毛力が頭皮下でぶるかるわけですね。

しかし基本的には施術で使用されているAAPEがよっぽど粗悪なものではない限りはHARG側が勝利することになり、髪の毛が生えてくるでしょう。

つまり何が言いたかったのかと言いますと、頭皮に生えてくる髪の毛は場所によって生えやすさが変わってくるということです。

頭皮の内側では様々なホルモンがバランスをとりあっているため、イーブンな環境を作り出すことは生物的に不可能です。

頭頂部やM字部はどうしても発毛効率が悪くなりがちです、ですがしっかりとした設備でHARG療法を受けることができればきっといい効果を得ることができると思います!

 


HARG治療は高額

ここまではいいこと尽くしのように聞こえるHARG療法ですが、デメリットとして高額であることがあげられます。

この点は医院やクリニックによってまちまちなので、一概には言えないのですが、通常のAGAの治療と比べるとどうしても高くなりがちです。

HARG自体がまだ治療方法としてそこまで普及していなかったり、理屈上は筋の通っていることですが臨床データがまだ乏しかったりする点が、大本の原因にあるように思います。

 

またAAPE注入自体は一度注入するでもそれなりの効果はありますが、頭皮の細胞が外部からの薬剤になじんでいくためには複数回に分けて施術を行わないと最大限の効果を得ることができないため、クリニックには複数通う必要性が生じてしまいます。

そういった点もデメリットであると僕は思います。

僕としては金銭的に余裕のあり、どうしても髪の毛を生やしたいという人が受けてみるべき治療法なのではないかと思います。

 

 

最後になりますが、HARG療法を行っているクリニックの一覧を纏めた記事がありますので、興味があるかたは確認してみてください。

HARG以外にもAGA専門クリニックや、髪の毛の総合クリニックなどのご紹介もしております!

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