ミノキシジルを使った新治療技術「ミノキジェット」について!

先日もお話をしましたが、AGAの治療薬としてフィナステリドと並ぶ二大巨頭の一つにミノキシジルという成分があります。

国内では「リアップ」、海外なんかだと「ロゲイン」という名前に製薬されて売られているので、もしかしたら知名度的にはこちらの方が高いかもしれませんね。

 

このミノキシジルですが発毛の原理としては、散布することにより髪の毛の毛根まで染み伝わっていき、頭皮の内側で髪の毛を生成してくれている細胞たち(毛母細胞、乳毛頭細胞、等)の働きを活性化させてくれることで、髪の毛の生成を促してくれるということでした。

今回はそのミノキシジルの効果をより受けられるという施術が新しく日本に導入されたとのことで、そちらの施術についての記事を書かせていただこうと思います。

ミノキジェット」という施術方法になります。

「ミノキジェット」のイメージ図


MINOXI JET(ミノキジェット)とは?

MINOXI JET(ミノキジェット)とは、専用の器具をつかってミノキシジルと他の何種類かの成長因子等(発毛効果が認められている成分)を混ぜ合わせた液体を、超高速で細かく頭皮に吹きかけて行う発毛治療になります。

器具から噴射される薬液はマッハ1.17だということで、身近なものと比較するのであれば飛行機の速度よりも高速であることになりますね。

当然新幹線の速度など足元にも及びません。(笑)

吹きかける薬液の細かさに関しては、ナノサイズ(0.001mm)です。

髪の毛の毛穴のサイズが、頭皮状態によって個人差はあるものの直径0.05mmから0.15mmくらいが多いということですから、50~150倍の余裕をもって散布ができるということになります。

 

また、あくまで「散布」ということで薬液を吹き付けるだけになります。

HARG療法PRP療法のように頭皮に針を刺すことは一切致しませんので、痛みを感じることが無ければ、出血をすることも基本的にはありません。

(頭皮の状態が極端に悪いようであれば、もしかしたら出血するかもしれません・・・、しかしその場合は事前にドクターからその旨の通達があるはずです。)

 

ジェット噴射が頭皮にミノキジェット液を吹き付けられる深さは0.2mmから最深で3mmまで調整をすることができますので、結構深いところまで薬液を吹き付けることが可能となってくきます。

「3mm」って、ぱっと数字だけ見たところで大したことのないような数値に見えるかもしれませんが、一切に頭皮で「深さ3mm」となるとかなりの深さです。

頭皮だとうまく想像がつかないという人は、腕の皮膚で想像してみてもいいかもしれませんね。

 


MINOXI JET(ミノキジェット)の施術方法

今回は「AGAスキンクリニック」の施術方法を例にとってご説明いたしましょう。

GAKTOをイメージキャラクターに起用している、信頼あるクリニックさんですね。

 

まずは下準備として専用のエキスパートローションを頭皮に散布して、頭皮を一時的に酸欠状態にさせます。

「頭皮を酸欠状態にさせても大丈夫なのか!?」とご心配の方、大丈夫です。

このワンステップをはさむことにより、後のミノキジェット薬液がより頭皮に染み込みやすくなるのです。

ちなみにエキスパートローションの事前散布は、こちらのクリニックさんでは無料です。

 

この次に、ようやくお待ちかねのMINOX JET(ミノキジェット)高圧エアの登場です。

後述するミノキシジルや数々の成長因子をブレンドした薬液を、適切な深さまで達するような強さで高速で細かく噴射します。

 

これらの工程自体は、だいたい10分程度で終了します。

 


MINOXI JET(ミノキジェット)に使われる薬液について

ミノキジェットで噴射される薬液には、その治療名の通りまずはミノキシジルが使われています。

またミノキシジル以外にも多くの成長因子が使われております。

ここではその成長因子というものがどういったものなのか、確認していきましょう。

 

KGF(ケラチノサイト成長因子)

ケラチノサイト、つまりは表皮の成長と分化に関係し、内皮の細胞や新しい髪の毛の生成を促してくれます。

科学療法や紫外線による表皮の酸化等を防止してくれて、表皮細胞のダメージを防ぎます。

FGF9(線維芽細胞成長因子9)

傷や毛包細胞の再生や修復に関与して働きます。

IGF-1(インスリン様成長因子)

新しい毛細血管の再生を促して、頭皮細胞の再生力を向上させてくれます。

表皮細胞の増殖・促進や毛包の成長を調整し、毛髪の成長期が長続きしてくれるように調整してくれます。

VEGF(血管内皮細胞成長因子)

毛細血管の血漿タンパク質の透過を上げてくれて、細胞の分裂と移動を促進させて新しい血管の生成を促して血管の維持に関与します。

また毛包の毛細血管の大きさ及び分布度を増加させ、最終的には毛髪の太さと分布度を上げて毛髪成長を促進させます。

bFGF(繊維芽細胞成長因子)

髪の毛や関係細胞の元となるタンパク源の合成を増加させてくれて、髪の毛や皮膚細胞の成長促進させ、毛乳頭細胞の活性化新しい血管生成をも促進させます。

Noggin(分泌性たんぱく質)

ジヒドロテストステロン(DHT)によって活性化されている毛包細胞破壊因子を生成する因子を抑制して脱毛を防ぎ、各種細胞の分裂や増殖を活性化させて、毛髪再生を促進させます。

SOD(活性酸素分解酵素)

過多なジヒドロテストステロン(DHT)により生成された活性酸素は毛包を破壊し、炎症を起こします。

SODは最も効果的な活性酸素の除去酵素として毛包保護及び毛髪成長を促進させます。

ATP(生体のエネルギー源)

ATPは生命体の主なエネルギー源であり、成長期間を延ばし、毛包細胞の分裂を促進させます。

そして、ATPは毛穴にDHT数値を減らしてくれるという報告があり、結果として脱毛防止に貢献してくれる期待があります。

・・・。

正直多すぎて覚えられれないと思います。

ただ、とにかくここではミノキシジルと一緒に「髪の毛にいい成分」が多く使われているということを理解いただければ純分だと思います。

 


MINOXI JET(ミノキジェット)に副作用はあるのか?

ミノキジェットは、新施術とはいえどプロのドクターが丁寧に行う施術になるため、基本的には施術面で生じるような失敗と言うものはないに等しいでしょう。

しかしミノキシジルという成分が高血圧の治療薬として開発されてきた歴史があるため、どうしても低血圧になってしまう可能性と言うものが極僅かながらあると思います。

ただこの点は事前にクリニック側ともしっかりとカウンセリングや相談を行えば予防することもできるでしょうし、万が一施術中にそういった症状が発生した場合であっても横にはプロのドクターが付いているわけですからすぐに対応・処置といったことが可能であるため、さほど心配はいらないでしょう。


MINOXI JET(ミノキジェット)なら「AGAクリニック」

もしも興味をお持ちになりましたら、今回例にご紹介をした「AGAクリニック」に行かれることをオススメいたします。

初診カウンセリング無料なので、気軽に相談だけでも受けてもらうことができます。

また日本全国に45医院ものクリニックの展開をおこなっているため、急な出張や引越時にも引き続き通院することが可能です。



 

ちょっとずれるかもしれませんが、こちらの統括診療部長さんは若いころにハゲてしまったことがこの仕事に従事したきっかけのようですので、クリニック全医院を通してハゲや薄毛に悩む人への寄り添う姿勢が徹底されているのではないでしょうか。

シャンプーの時に抜ける髪の毛は、何本くらいまでだったらセーフ!?

シャンプーで髪の毛を洗っていると、すすいだときにどんどんと髪の毛が抜けていくような経験は誰しもが持っていると思います。

その時の抜け毛も少しくらいの本数であれば「まぁこんなもんかなぁ」なんて思えて、時にはまったく気にもならずにバスタイムを終えてしまうなんてこともあるかと思います。

しかし抜け毛が意外にも多かった時って、なんだか不安になってきますよね。

すすげばすすぐほど髪の毛が手にくっついてくるので、このままハゲてしまうのではないかという気持ちに襲われてしまいます。

果たして、シャンプーの時には何本くらいの抜け毛であれば問題はないと言い切ることができるのでしょうか。


健康な人でも1日に100本は抜ける髪の毛

シャンプーでの抜け毛を語る前に、まずは通常時において一日にどれほど抜け毛が生じるのかを知っておく必要があるでしょう。

一般的にはどんなに健康的な人であっても、一日に100本ほどの抜け毛が発生すると言われております。

「100本」と聞くと、正直聞いた感覚としては「多っ!!」と感じてしまうかもしれませんね。

しかし健康な人間の頭皮には髪の毛がおよそ10万本生えていると言われているため、10万分の100本ということになると1000本に1本が毎日抜けていく計算になります。

「1000本に1本が抜けていく」と言われても、正直僕としてはパッとしません。(笑)

しかし、健康なフサフサな人が一日に100本ほど髪の毛が抜けていったとしても問題ないのであれば、数字的な部分では安全なものであると認識していいかと思います。

 

そしてこのことは、逆に言うと健康な頭皮であれば1日に100本の健康な髪の毛が新たに生えてくることを意味しています。

つまりハゲや薄毛を本当の意味で改善させていくのであれば、多少の抜け毛(ここでは100本以下)位で心がへし折れている場合ではいられないのです。

もちろん一日に100本以上抜けているような自覚があれば、早急に対策を講じる必要があるでしょうが・・・。

「分からないけど、もしかしたら100本以上抜けてるかも・・・?」と抜け毛の本数がセーフなのかアウトなのかいまいち感覚がつかめず、なんとなく自分の髪の毛の生命力にいまいち自信が持てずにいる、ということであればその段階で抜け毛の本数を数えてみるようにしましょう。

 


シャンプー時の抜け毛の数え方

とはいえ、一日の抜け毛の数を全て数えきることは不可能です。

ですのでここで記事の冒頭の内容が出てくるのですが、風呂場でシャンプーをしてすすいだ時の抜け毛の数というものを確認してみるようにしましょう。

シャンプーをする体制というものは人によってさまざまだとは思いますが、抜け毛を数えるときには椅子に座った体制のほうが数えやすいと思うのでオススメです。

普通にまずは泡立てて、普通の感覚で頭皮をマッサージするわけなのですが、この際に手に付着している泡の中に抜け毛が混入してくると思います。

その抜け毛を一本ずつ泡の塊から抜き取って、膝に移し替えます。

これで「抜け毛:1本」としてのカウントになります。

当然泡の塊の中に、他にも髪の毛が混入していれば、それを同様に抜き取って膝に塗り付けて「抜け毛:2本」「抜け毛:3本」・・・という風に数えていきます。

この行為をシャンプー(頭皮マッサージ)が一通り終わるまで続けます。

頭部の泡をシャワーですすぐ直前ですね。

そのころまでには膝の上面には髪の毛が何本も付着しているような状態になっているはずです。

膝の上には髪の毛が一本一本展開されて並べられているため、容易に数えることができると思います。

 

数え上げた髪の毛の本数が20~30本くらいであれば、まったく問題ない抜け毛の本数であると考えていいかと思います。

一説によるとシャンプー時と言うものは一日の中で最も本数的に多く抜け毛が生じるんだとか。

僕はシャンプー時の抜け毛に対して、「一日を通して100本以上髪の毛が抜けると危ない」のであれば「単純に2倍にして100に届かないような本数がシャンプー時に抜ける」のであれば全く問題がないと考えています。

なのでこの理屈で行くのであれば酷くても抜け毛が50本ほどで収まれば問題ないことになりますね。

ただ、念には念を。

僕は性格上「居られるのであれば『安全圏』に居たい」と思ってしまうため、「3倍にしても100以下になる数値」を検討して、結果として20~30本の抜け毛であれば問題ないという結論に至りました。

なので人によっては50本くらいシャンプー時に抜けてしまうとかでも問題はないのですが、それ以上に抜け毛の本数が確認できてしまうことが続く様であるならちょっと対策を強化させなければならないのかなぁと思います。

僕に至っては、ここ毎日シャンプー時の抜け毛が20~35本の間を推移している状態が続いており、比較的頭皮状態も安定しているのかなぁなんて思ったりもしています。

当ブログを更新することで自制と知識の強化が図られて、それがこうして結果として頭皮に表れているのだと自負しておりますが、とりあえずこの方法を用いれば比較的簡単にシャンプー時の抜け毛の本数を数えることができるので、非常にオススメです。

毎日のデータ採取にお役立てください。